女性の一人暮らしで意外と見落としやすいのが、「その物件を誰が管理しているか」という点です。
賃貸物件には、大家さん自身が管理している「自主管理物件」と、不動産管理会社が管理している「管理会社管理の物件」があります。
大家さんが同じ建物やすぐ近くに住んでいる物件もあれば、管理会社が入居者対応から建物の管理まで行っている物件もあります。
「大家さんが近くに住んでいると安心?」
「反対に、距離が近すぎて気を遣う?」
「管理会社が入っている物件の方が安心?」
女性の一人暮らしでは、防犯面だけでなく、設備トラブルや共用部分の管理なども気になるところです。
今回は、自主管理物件と管理会社が管理する物件の違い、それぞれのメリットや注意点を、実際に大家さんと同じ建物に暮らした経験も交えてご紹介します。
■ 賃貸物件の「自主管理」と「管理会社管理」の違い
賃貸物件の管理方法は、大きく分けると次の2つです。
・大家さん自身が管理する「自主管理」
・大家さんから委託を受けた管理会社が管理する「管理会社管理」
自主管理では、大家さんが入居者からの連絡、建物や共用部分の管理、設備トラブルへの対応などを行います。
一方、管理会社が入っている物件では、入居者からの連絡や修繕の手配、共用部分の管理などを管理会社が担当します。
ただし、どちらが優れているというものではありません。
自主管理でもきめ細かく管理されている物件がありますし、管理会社が入っていても、対応方法や管理状況は物件によって異なります。
大切なのは、「自主管理か管理会社管理か」だけで判断せず、実際の管理状況を確認することです。
■ 大家さんが自主管理する物件のメリット
大家さんが同じ建物や近くに住んでいる場合、建物の状態を日常的に把握しているケースがあります。
例えば、
・共用廊下やエントランスがきれいに保たれている
・ゴミ置き場や駐輪場の状態をこまめに確認している
・建物の異変に気づきやすい
・困ったときに大家さんへ直接相談できる場合がある
などは、自主管理物件ならではのメリットになることがあります。
特に女性の一人暮らしでは、室内だけでなく、エントランスや廊下、ゴミ置き場、駐輪場などがきちんと管理されているかも確認しておきたいポイントです。
■ 自主管理物件で確認しておきたいこと
一方で、大家さんが近くに住んでいることを「安心」と感じるか、「少し距離が近い」と感じるかは人によって異なります。
内見や契約前に、
・設備トラブルが起きたときの連絡先
・夜間や休日の緊急時の対応方法
・共用部分を誰が管理しているか
・大家さんと入居者の距離感
・建物や共用部分が実際にきれいに管理されているか
などを確認しておくと安心です。
「大家さんが近くにいる=必ず安心」「自主管理=管理が行き届いていない」と決めつけず、その物件ごとに確認しましょう。
■ 管理会社が入っている物件のメリット
管理会社が入っている物件では、入居者対応や修繕手配などの窓口が明確になっていることがメリットです。
大家さんと直接やり取りするのではなく、管理会社を通して連絡できるため、一定の距離感を保ちたい方にも向いています。
また、管理会社によっては24時間対応の窓口などを設けている場合もあります。
ただし、対応時間や緊急時の体制は管理会社によって異なるため、「管理会社が入っているから大丈夫」と考えず、契約前に確認することが大切です。
■ 自主管理物件の方が初期費用は安い?
自主管理だから必ず初期費用が安くなる、更新料がかからない、家賃交渉がしやすい、というわけではありません。
敷金・礼金・更新料・保証会社の利用・その他の費用は、物件や契約条件によって異なります。
費用面が気になる場合は、「自主管理かどうか」ではなく、契約時に必要な費用と入居後にかかる費用を一つずつ確認することをおすすめします。
■ 自主管理物件と管理会社管理の物件は見分けられる?
建物のエントランスやゴミ置き場などに管理会社の名称や連絡先が掲示されていれば、管理会社が入っていることが分かる場合があります。
ただし、建物の外観や構造だけで、自主管理かどうかを正確に判断することはできません。
気になる物件があれば、不動産会社に
「この物件の管理会社はどこですか?」
「入居後の設備トラブルはどこへ連絡しますか?」
と確認するのが確実です。
■ 実際に大家さんと同じ建物に住んで感じたこと
実は、私自身、大家さんと同じ建物に住んだ経験があります。
私が住んでいた建物では、集合ポストや廊下、ゴミ置き場などの共用部分がいつもきれいに保たれていました。
夏になって駐輪場付近の草が伸びてきたときも、いつの間にかきれいに整備され、草が生えにくくなるよう対策までされていました。
自分では手を出しにくい共用部分を日頃から見てもらえていることは、一人暮らしをするうえで安心感につながりました。
また、大家さんと顔を合わせたときに会話をすることもあり、私はそれを心強く感じていました。
もちろん、大家さんとの距離感についての感じ方は人それぞれです。
だからこそ、内見時には室内だけを見るのではなく、共用部分の管理状況や建物全体の雰囲気も確認してみてください。
■ 女性の一人暮らしは「誰が管理しているか」も確認を
女性の一人暮らしのお部屋探しでは、間取りや家賃、駅からの距離だけでなく、入居後に誰が建物を管理し、困ったときに誰が対応してくれるのかも大切なポイントです。
自主管理にも管理会社による管理にも、それぞれメリットがあります。
物件を内見するときは、
・エントランスや廊下がきれいか
・ゴミ置き場が適切に管理されているか
・駐輪場が乱れていないか
・掲示物が古いまま放置されていないか
・設備トラブル時の連絡先が明確か
などにも目を向けてみてください。
室内だけでは分からない「暮らしやすさ」が見えてくることがあります。
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